人物の魅力から会社を探る
高星 英明(株式会社山形富士通)


高星 英明
研究開発
株式会社山形富士通
磁気媒体統括部
開発部
鉱山学研究科機能物質工学専攻
工学博士
2004年入社
趣味は自転車。休日はクロスカントリーのレース等に参加し、リフレッシュしている。
山形富士通で高星は現在、小さくても大容量を実現するハードディスクの開発に取り組んでいる。ハードディスクには磁性薄膜をはじめ、様々な機能を持った薄膜が何層にもコーティングされている。どんな機能を持つ薄膜をどういう順序で重ねるかによって、 特性は大きく変化する。薄膜の材料そのものの開発とともに、その組み合わせ方を工夫する必要がある。また、薄膜をコーティングする際のプロセスに高い技術が必要で、この技術の開発も高星が取り組むテーマとなっている。
「特殊な顕微鏡を使わないと見ることのできないナノサイズの世界に、とてつもないポテンシャルが秘められているのです。世界中の研究者が知恵を絞って研究開発競争を繰り広げる中、自分の考えた技術が富士通のHDDに搭載され、それが富士通を始めとする様々なメーカーのパソコンなどに組み込まれて全世界に出回っていく。この醍醐味は格別なものですね」
高星は入社1 年目のときに上司から“絶壁の不動心を忘れるな”とアドバイスを受けた。この言葉が現在も強く印象に残っているという。
「ギリギリまで自分の信じた道を行け、という意味だと受け止めています。ただし、信じるに値する道を見つけることは簡単ではありません。正しいと信じるためには、物理的根拠、信頼性の高いデータ、豊富な経験などが必要なはずですから」
他社が真似できないような独自技術を開発し、“磁気媒体といえば山形富士通”と言われるような会社にしていくことが高星の夢だ。
「5 年先、10年先を見据えて、技術的なリーダーシップを発揮していけるように自分を高めていきたいと思います。周辺技術にアンテナを広げ、自分自身を発展させていくことが必要でしょう。研究開発指針を発案できるまでになりたいですね。」

